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2011年3月28日月曜日

驚嘆すべき日本人!


 『2011年3月28日14:53  :

> ドイツ人の原発についての危機意識に感銘を感じました。
> 娘の会社はドイツ系の商社です。バイオの薬品等を売っております。女子はだいたい日本人ですが、男子はドイツの人です。地震の時たまたま会社のトップが来ていて大分驚いたようです。即退社避難を命令、タクシー使ってよし、とのことでしたが乗れるわけがありません。歩いて帰宅しました。月曜日出社したところがすぐに自宅待機になり、三日程で大阪へ出張になりました。娘は理由がわからず事務所に抗議すると、新宿にはシエルターがないからだといわれ、大阪へ行きました。とにかく核にたいする危機意識は、被爆を経験している我れ我れ日本人よりかなり強いものだと思いました。   箱根以東はカザフスタン化すると考えているんじゃないかと思います。』


 上に掲げたのは、中学、高校時代の友人からのメールで、以下が私の返信です。

 全く、同感です。日本人はオメデタ過ぎます。『箱根以東はカザフスタン化すると考えているんじゃないか』こちらの判断の方が現実の姿に近い、と考えます。確か、新聞に次のような趣旨の記事がありました。外国人の見た日本人の姿についての意見です。『危機的状況にあっても忍耐強く、整然として秩序を維持する日本人の姿は驚嘆に値する。一方で、政府(お上)を信頼し過ぎて何の疑問も持たず、抗議もせず、言われるままに従っていることが理解できない。』

 元もと原発推進は国と大企業の政治的に汚れた裏取引による(住民の安全性確保の見通し無しでの)見切り発車事業ですから、自らの大失敗を出来るだけ隠そうとするのは当然です。たとえ、起こってしまったことでも、都合の悪いことはなるべく隠し覆そうとし、隠し通せない場合のみ、良い結果と悪い結果が五分五分の場合、良い方だけに光を当てるように御用学者(世間では権威があると思わせる肩書き)を利用しているのが、見え見えなのですが、どういう訳か?大勢の日本人はそのからくりに一緒に乗って、自らの疑問まで押し流した上、いかさまな、汚れた藁の方を掴んで(みんながそれで安心しているのだから)自分もそうしよう「赤信号みんなで渡れば怖くない」思考とそれに即した行動です。この傾向は先の愚かな戦争に突入した際の状況と同質で、そこに何らの進歩も、また学習の効果も見られません。このままでは、日本という国が消滅するまで続く泥濘でありましょう。

 出国可能な外国人は日本を離れ、日本からの食料品はもとより、それ以外の輸入品についても放射能チェックが、既に実施されています。これが現実です。外国人の反応が過剰なのではなく、日本人が鈍感で、愚かで、誤った権威に弱く、ひたすらオメデタイだけです。
 私は日本人なので行くところがありません(スペイン在住の日本人の友人は居ますが…。今更、そこまで避難できないし)。仕方がないので、私も『放射能汚染被害、みんなで被って、世界人類のモルモットになろう!』と覚悟を決めました。『花の下にて春死なむ!』

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