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2011年6月16日木曜日

「詩をきっかけとして考える会」6月例会案内


5月例会出席者はK、S、TさんとJの4名。

Yさんよりお手紙を頂いた。それによれば、病院での精密検査の結果、大腸ポリープが発見され、内視鏡手術を受けたが、食養生を経て回復、元気になられたが、大事を取り静養のため、欠席とのこと。6月例会出席を切望すると追記されていた。

5月例会日程決定に際し、「可」というご返事であったが、今回は欠席と、Mさんよりメール連絡有り。

Nさんは体調は略回復されたようであるが、多忙のため、スケジュール調整がつかず、欠席の旨連絡あり。

例会では、伊勢市朝熊町で開催された「橋本平八(彫刻家)と北園克衛(モダニズム詩人)のシンポジウム報告。余談として、北園克衛氏のご親戚の方から直接声を掛けられ、克衛氏のご子息明夫氏と小生のプライベートな友人関係の話題を含め、親しく話を交わすことが出来たこと。

また、主催者の一人、伊勢市で古書店「ぽらん」を営む傍ら、北園克衛および竹内浩三の研究者でもある奥村薫氏と知り合い、北園克衛全集未収録の作品コピーを頂戴した。当方よりは「和歌山戦後詩史」を進呈し、再会を約した。

他のテーマとして、講演会「普天間基地と日米安全保障条約」(講師 伊波洋一氏)エッセンスの紹介およびNHKドキュメンタリー映像「日本列島-奇跡の大自然」第一集を視聴し、この国の自然が齎す特異かつ豊かな恵みや、地球上に占める位置、環境について語り合った。 

6月例会予定テーマ:

(1)中上健次原作の映画「軽蔑」について
(2)映像BS世界のドキュメンタリー「被爆の森は今」の視聴
(注)チェルノブイリ原発事故から25年経過した今、半径30キロ以内は未だに立ち入り禁止区域となっており、一般人の立ち入りは認められていない。しかし、例外として科学者には、絶好の放射能汚染実験場として利用されている。今、この区域内に存在する生物はどうなっているか?非常に興味深い記録であると共に、「放射能」というものが、一般人には殆ど正しく理解されていないように思えるのだが、この映像は、その理解のための「きっかけ」が示されているように感ずる。
(3)その他

例会場所、日時は下記の通り。

      場所: JR海南駅前「ヴァンサンカン」2階個室
      日時: 6月22日(水)午後1時30分より

               「ヴァンサンカン」TEL: 073-482-1899

<附記>PCメール利用の方々だけしか受信できないでしょうが、友人から入手した放射能に関するゼオライト・ラボ情報を添付します。

<更に余談>このお知らせが遅れた理由にも関係するのだが、電子書籍を作成し、有料販売することを計画、準備している。そのために書いた原稿<一日一書>中の本会に関連する一部を紹介して置きたい。(文責: H.J.)

『有志で月一度の割合で「詩をきっかけとして考える会」をやっている。会の命名どおり、たとえば、若くして戦場で消えた、伊勢の詩人竹内浩三を偲び、彼の詩をきっかけとして「戦争」について、考えるようなことであるが、参加者の意向で、テーマは限定することなく、拡がる。

今は、原発関連や自由貿易関連のTPP参加可否、また震災と日本列島についてなどが中心になっている。

いずれ、テーマとして、それだけに絞って、取り上げてみたい、と考えているのは、「創作」のために、それまでの古くさい「秩序」を壊そうとした、伊勢の産んだ詩人「北園克衛」と紀州の産んだ作家「中上健次」。
モダニズムの旗手として、海外での評価の方が高い、北園克衛。生れ故郷よりも外で、より高く評価され、理解されているように思われる中上健次。

予てより関心のある二人の墓参りは、既に済ませているが、お二人に、個人的により関係の深い方々とも知遇を得ているので、そのお話も是非聞いてみたい。会場は、いつもの和歌山県海南市駅前「ヴァンサンカン」でもよいし、場合により、和歌山市、紀南の田辺市、または中上の生地新宮市、あるいは、東京の新宿(中上)、赤坂、飯田橋、広尾、銀座(北園)それぞれ所縁(ゆかり)の地もまた、面白いかも知れない。

関心のある方は、筆者にプレッシャーを掛けられたし、生来の怠惰故。』

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