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2009年4月19日日曜日

幻だった「約束の大地」


昨日は「詩をきっかけとして考える会」を、隣接する市の、JR駅前「ヴァンサンカン」で実施した。

月例会であるが、もう優に丸一年を経過している。

今、取り上げているテーマは内橋克人氏が提示している「競争と共生」であり、4月例会では氏の著書中の『幻だった「約束の大地」』を中心に「現実」無縁の政治、庶民を裏切る政治的スローガン、日本人の「熱狂的等質化」等について、身近な具体例を挙げながら論議した。

「きっかけ」は、無限の拡がりを招来する。それが狙い、とも言える。詩はあらゆるところに埋蔵されている。それを見いだすのも、また見過ごすのも、その詩人の器量次第と言わざるを得ない。

一方で、詩はきっかけとして、活かされる得るもの、と考えられる。人間として、それなりに意義を保有しつつ生き抜いて行くためには意識して学び、磨き抜いた己の物差しをもって充分に思考を重ねゝばならぬだろう。

会はそんな思いから立ち上げられ、賛同者の協力で続けられ、回数を重ねている。

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