『“サルダーナ(SARDANA)”の踊りは、輪をつくり、大人から子供までみんなで輪になって手をつなぎながら踊るものです。衣装はとくになく、普段着でみんな踊っています。その歴史は古く、起源は古代ギリシアにさかのぼるとも言われています。サルダーナは現在まで踊り伝えられてきた、カタルーニア人にとって大切な文化の一つなのです。』
グループ名の由来は、そこから来ており、楽器を中心とする普段着の発表会を食事をしながら楽しもうという趣向である。
あいにく開催時刻直後から降りだし、この会場の窓を通して望める、美しい城の天守閣を取り巻く満開に近い櫻花も雨に打たれ、どんよりした曇り空の下でくすんでいる。
それに引き替え、会場内は和やかな雰囲気の中で普段着の演奏が繰り広げられた。楽器はピアノ、琴、ハープ、フルート、そして歌唱、ピアノの弾き語りまである。
プロが駆使する高度なテクニックを緊張しながら楽しむのもよいが、こうした普段着の演奏会を大勢のアマチュアが繰り広げるというのも、その国の文化的レベルを高め、裾野を広げるために大いに役立つ筈だ。
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